腰痛がひどい時は安静にするべきか?動いた方が早く良くなる?

gikkuri2
ギックリ腰をはじめとする腰痛で、動くのもけっこう大変な状態になってしまったとき。おとなしく安静に寝ていたほうがいいのか?それともできる範囲で動かした方がいいのでしょうか?


結論から言いますと、「動いていたほうが治りが早い」です。


動かなくても激痛がある、という重篤な場合はのぞいて、大半の腰痛は、安静にしておくために寝込むよりも体を動かしていたほうが腰痛からの立ち直りが早いというのが最近の常識となりつつあります。

Sponsored Link



安静にしておく意味



これはマズいという腰痛であれば、当然病院にいくわけですが、きつい痛みに耐えながらどうにか病院にたどり着いて診察を受けても「骨にはとくに異常なし」ということで、


「痛みが楽になるまで安静が一番です」


という言葉とともにシップなどの薬をもらって、ヒイヒイ言いながら家に帰るというパターンが割と多いと思います。


安静にする目的は、動かなければ痛みが出ないからというのもあります。しかし真の目的は、痛みの原因と思われる、「椎間板」や「神経根」への圧迫を取りのぞくためなのですが。。。


安静臥床は副作用も出る!



ところが、最近の研究によると、安静にしている期間が長ければ長いほど、腰痛の治りが悪くなるというデータが出ています。そればかりか副作用のような二次災害的な問題も・・・。


データは、4日間以上の安静臥床群と2日間の保存療法群(運動療法など)の比較です。それによると、4日間以上の安静臥床群の方が、明らかに日常生活に戻るまでの時間がかかったそうです。


また別に、2日間の安静臥床群と7日間の安静臥床群とを比較したところ、7日間の安静臥床群の方が、回復が遅くなり職場復帰にも時間を要したそうです。(ソースがなくて信ぴょう性に欠けますけど・・・)


この結果からわかるように、できるだけ寝込むことは避けるべきだということです。


安静臥床によって筋力が落ちたり、心肺機能が低下するなどの副作用も出てしまいます。1日動かずに寝込むと、体の筋繊維が約1%落ちるとも言われています。


もし、高齢の方ですと、元々の筋力が少なくなっているので、そのまま寝たきりになってしまう恐れもあります。


そして、さらに早く動いたほうが回復も早いという結果からわかったのは、椎間板や神経根の圧迫は痛みの原因ではないということです。(こっちの方が重要かも!)


寝ていれば、重力と自重の圧迫から椎間板は広がりますが、長く寝ていたほうが腰痛の治りが悪いというのは、圧迫があろうがなかろうが関係ないというわけですから。


椎間板や神経根と腰痛の関係についても、だんだんと昔の考え方はつじつまが合わなくなってきているみたいですね。

Sponsored Link



痛くても無理して動くべき?



では、痛いのを我慢して、無理して動くべきなのでしょうか?


・・・それは、痛みをこらえて無理して動く必要はないでしょう。ただ、ちょっとずつなら動かせる、という状態であればゆっくり動かしていくべきです。


おそらく横向きでエビのようになって寝ているのがラクなことが多いと思いますので、そこからの動かし方をご紹介します。


腰回りをいきなりは動かせないので、遠い部分の足首などからゆっくり動かしていくといいでしょう!


その後、膝や股関節を動かしてみて、痛くない、これくらいならわりと大丈夫、という状態であれば、横向きから「四つ這い」の姿勢を取ってみましょう。(ただ、寝返るときは痛いことが多いですよ・・・)


四つ這いができた時は腰やお腹の力を抜くように努力してみてください。


四つ這い

引用元




力を抜いて腰が反る状態(お腹を落とす)がキツいのであれば、イスやスツールのようなものをお腹の下に入れましょう。この四つ這い状態から、痛くない範囲でゆっくり深呼吸を繰り返します。(1~2分繰り返す)


深呼吸で落ち着いた後は、腰やお腹の力が抜けているのであれば、ゆっくり「ハイハイ」で這ってみます。1分くらいは這ってみてください。


四つ這いのポーズは、脊柱の生理的湾曲を引き出して、腰に関与する筋肉の緊張をやわらげます。そしてハイハイは筋繊維の動きを滑らかにしてくれます。


これができたら、手すりなどにつかまりながら「立つ」ことにトライしてみてください。もし危なそうでしたら「立ち膝」もしくは「正座」
をしてみてもイイと思います。


ここまでのサイクルを、休みながら繰り返し行なってみてください。(一気に立とうとしないでくださいね)そうするとだんだんと動けるようになってくるはずです。


やり方をまとめると、

1.足首や膝関節、股関節をもぞもぞ動かす

2.四つ這いになる(力を入れて腰を反らしてはいけません)

3.四つ這いで腰・お腹の力を抜いて深呼吸

4.ハイハイで動いてみる(無理だったら立ち膝・正座)

5.立ってみる


強い腰痛にはアイシングが有効、とよく言われています。しかし、実は有効性は実証されていません。かと言って害があるわけではないので、やってみても良いと思います。


ただ、冷たさで感覚がなくなっているうちは痛みの感覚が麻痺するのでいいかもしれませんが、長時間はできないというところがネックではないでしょうか。


まとめ



今回ご紹介した方法は、あくまでも筋・筋膜性の腰痛に対してです。


内臓疾患の腰痛や明らかな神経症状の腰痛(麻痺や排尿・排便障害あり)の場合は、無理して動かそうとしないようにしてください。


それ以外の腰痛の時には、安静にしているよりも動かす努力をした方が治りが早いですし、安静臥床には筋力や心肺機能の低下も伴うというリスクももれなくついてきてしまいます。


この他にもツボ刺激トリガーポイント刺激などで動きを助けてくれる方法もあるので、それはまた別の機会にご紹介します^^

Sponsored Link


 
 

サブコンテンツ

このページの先頭へ